日経平均768円安 米国債格下げショックが影響

8月2日の東京株式市場で日経平均株価が大幅反落し、前日比768円安の32,707円で引けた。
急落の引き金は大手格付け会社のフィッチ・レーティングスによる米国債の格下げで、日本時間の2日朝に、米国の長期外貨建て発行体格付けを「トリプルA」から「ダブルAプラス」に引き下げたことが大きく影響した。そのためリスク回避の売りが東京市場に集中し、株・為替・債券の「トリプル安」が発生した形となった。

同様のことが12年前の夏にも起きた。債務上限問題で米政権と野党が対立した2011年8月、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(現S&Pグローバル)は米国の格付けを最上位から「ダブルAプラス」へ1段階引き下げた。
その結果、世界的な株安にリスク回避の円買いも重なり、日経平均は月間で9%ほど下落したことがあった。

ただ、現在は、トヨタを筆頭に大手企業各社の業績発表は好調であり、円安基調であることから、明日以降、株価の動向はどうなることか?
【日経新聞の記事を参考にしました。】